2022年6月25日土曜日

№5 1/144 ディルファム その1

 ゲルフを完成後、暫く製作を中断していましたが再び再開です。

5体目の再生キットは、1/144 ディルファム(バンダイ製)です。
ディルファムは1983年から放映が始まった日本サンライズ製作のロボットアニメ「銀河漂流バイファム」の序盤で登場する地上用ラウンドバーニアン(RV)です。
当時の私は13歳で丁度登場する主人公と同年代でした。

発売されたキットは、それまでのバンダイキットとは異なり、関節にポリキャップが多用されたことで「挟み込み」ではなく「後ハメ」が出来るのが最大の利点でした。もちろん後ハメができる部分は一部のみで、現代のキットとは比較になりませんが、私の中で「後ハメ加工」という概念が誕生したのはバイファムキットの影響に他なりません。

さて、再生用のキットですが、ディルファムはバイファムシリーズ中、比較的店頭に在庫している率が高いキットだったので複数体作った記憶がありましたが、実家からは、ほぼ1体分のパーツしかサルベージできず、しかも右足の内側パーツが欠品していました。
それでも地上用ビームガンやポッドなどの部品が残っていたのは幸いでした。
ポリキャップも経年劣化でユルユルですので、この辺りは新しいものへ置き換えするなどの対策が必要です。

右脛の内側パーツ、股関節用の軸パーツは欠品



【塗装の剥離】
いつものように古い塗装の剥離作業から開始します。
いつもはMr薄め液にドボ浸けするのですが、今回はキットへの負担を少なくするため、ガソリンタンクの水抜き剤(イソプロピルアルコール)を使うことにしました。

水性カラーで塗っていた部分は落ちず・・
この後、ペーパーで物理剥離しました

1980年代のMrカラーは基本ラッカー塗料だったのですが、シンナー乱用が社会問題化され、子供にラッカー塗料を売ってくれない店も多く、乾燥が遅くて伸びが悪い水性塗料を使わざるを得ないこともありました。水抜き剤で一部剥離できなかった部分は水性塗料で塗っていた部分です。この時点で、腕パーツが別に作ったキットの残骸であったことが分かりました。

次は欠品している右脛カバーを再生し、仮組後に全体チェックです。

0 件のコメント:

コメントを投稿