ゲルフの製作記事もいよいよ大詰め、塗装に入ります。
【白ライン】
先ずは、頭部や胸、両袖、スカート、脚の外側にある白ラインを塗ります。
使った塗料はタミヤラッカー缶のインシグニアホワイトです。
今回はラッカー塗料でベースを塗り、タミヤアクリルでドライブラシを重ね、墨入れ、汚しの後に水性トップコートを掛けることにしました。
塗り分け後は三日ほど乾燥させてから、マスキングして保護します。
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塗り分け完了 |
【ベース色】
白ラインや、後で赤く塗る胸のコクピットハッチなどをマスキングし、ベースとなるグレイグリーンとライトゴーストグレイで塗り分けます。ゲルポック少佐機のカラー設定画を見ると、零戦のような濃緑色と明灰色が指定されているのですが、劇中のイメージはもっと青味の強いグリーンに見えます。
約30年前の私は、ネイビーブルーとグリーンを好みで調合した色をエアブラシで塗っていました。今回は既に販売終了しているカードゲーム「サンライズクルセイド」に描かれているゲルポック少佐機のカラーを再現することにしました。
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基本ベースとなる塗り分けが完了 |
基本の塗り分けが終わり、完全に乾燥させたところで、パネルごとの変化をつけるため同系色での塗り分けをします。ここは筆塗りで。
【ドライブラシ】
基本色での塗り分けが完了したので、いよいよドライブラシでボディ全体にグラデーションをかけていきます。
使ったのは、NATOグリーン、オリーブグリーン、フラットグリーンで部位ごとに少しずつ変化をつけています。
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ドライブラシで全体のグリーンの明度を上げます |
【マーキング・デカール】
ドライブラシをかける前に、大きなギガノスマークなどを入れていくのですが、今回は塗り分けではなく、市販インクジェットプリンターで自作するデカールシートを使いました。
コクピットハッチも赤く塗ります。製作過程の画像を撮り忘れていましたがマッフに取り付けるミサイルランチャーや増槽タンクも接着しました。
【デカール】
その他の細かなデカールは、ガンダムデカール・ジオン軍MS用③を使いました。いろいろなマークが入っているので便利ですね。
ここでアクシデント発生です。デカールを貼っている最中に膝関節軸が折れてしまいました。最初は再接着で凌ごうかと思いましたが、なにかと力が掛かる部分ですし、最初の工作が雑だったこともあり、作り直すことにしました。
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右が壊れた前期、左が作り直した後期の部品 ついでに形状も変更しています |
【塗装完了】
膝も治り、頭部カメラと前腰部装甲のセンサー部分にブルーのラピーテープを貼りつけ、仕上げに水性トップコートの艶消しを全体に吹いて塗装も完了。
完成の詳細は次回で。