ゲルフのリファイン箇所を確認していきます。
今回の再生作業は細部のバランス調整と欠品パーツの再作成、破損した関節の変更程度で済ませ、できるだけ1988年に製作した当時の状態を崩さないように進めようと思っています。
【頭部】
頭部は、カメラ部分の左右バランスがとれていないので、この部分を調整する予定。
アンテナはすべて折れているので新造ですね。イメージ的には後頭部のボリュームがもう少しあった方が劇中イメージに近いのですが、ここを変更すると作成当時とイメージが大きく変わってしまう気がするので、敢えて触らないことにします。
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カメラ上部の左右バランスがずれてます
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【体幹部】
ここも前面中央の白ラインで左右バランスが取れてない(左側がやや下がっている)ので修正します。ここは製作当時から気になっていたのですが完成を急ぐため塗装で誤魔化した記憶があります。赤いコクピットハッチも角が立っていないので調整ですね。
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左胸部のラインが下がってます
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【腰部装甲】
腰の装甲は当時、バルサ材で型を作り自作のバキュームフォーマーで作成したものです。非常に精度が悪く、当時もそのままでは使えなかったので一部パテで形状変更していました。
あらためてセンターを出して確認すると、ここも左右バランスが悪い(胴と接する部分がガタガタ、左側の前方張り出しが3㎜ほど長く、右背面側は少し盛り上がっている)ので要調整。
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左前が長く、背面も左右で歪んでます
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【腕部】
腕部は少し長い印象があるので肘関節の接合部を詰めて調整する程度で良い様です。
【脚部】
左膝関節が折れてしまっています。元キットの部品を最大限使用していたので全体の重量増加もあり製作時に折れてしまったのを真鍮線で補強していた部分です。バンダイへ作品を郵送した際に再度折れてしまったらしく、その後に瞬間接着剤で補修していましたが今回チェック時にポッキリいってしまいました。元々ポリキャップ丸見えの箇所だったので全面改修が必要です。この部分だけは状況に応じて脛フレームごと作り直しが必要かも。
【MAFF】
アニメ設定上で「重力下飛行用フォルグ・ユニット」と呼ばれていた飛行用装備ですね。これで飛べるとは思えませんがマジンガーZの頃からお馴染みのロマン装備です。残念ながら当時作ったものは片方しか残っていませんでしたので新規作成となります。
過去は劇中の飛行シーンを参考にしたり、これなら飛べるかも?という思いから長い翼を作ってみたのですが、当時B-CLUBから長すぎて撮影しにくいので短いのも欲しかったと改善点のアドバイスをいただきました。なので33年ぶりとなりますが短いものに作り変える予定です。
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長さは2/3くらいに短縮して作り直す予定
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このあたりをポイントにして、次回から作成していこうと思います。