膝下を作っていきます。
【足首】
足首は可動域の拡大(踏ん張りが利くように)と、塗装後に後嵌めできるよう関節部を新造して別パーツとします。ついでに爪先と半円形の踵を繋いでいる部分後方にずらします。
爪先の甲を伸ばすと、脛カバーとの間に隙間が開いてスカスカな下腿の中身が丸見えになるので、プラ材で作った油圧ダンパー風のパーツを取り付けました。
足裏の凸モールドは設定と全く異なるので削り、プラ板で作り直します。
足首関節を追加 |
元キットは形状が雑なので、設定画を元に足裏モールドを追加 |
つま先を伸ばすと脚の中身がスカスカになるので、目隠し用のパーツを追加 |
半円状の踵には、ネオジム磁石を重り代わりに埋め込んでおきます。膝下を持ち上げた姿勢を取らせた時の事を考えて重量はほどほどにし、その代わりに金属製ベースの上で倒れなくするためです。
【膝関節・脛】
膝は関節を接続するためのポリキャップを埋め込み、脛の形状を設定画に近づけて整えていきます。膝関節は最初に二重関節を採用したのですが、いざ立たせてみると本体の重さに耐えられず、力なくお辞儀してしまいました。
左が試作品を基に軸位置や形状を変更して作った二重関節。 右が作り直した膝の単関節。最終的にこちらを採用。 |
出来上がった脚パーツと本体を仮接着してバランスチェック。関節の引き出し量が多くなりましたが、起立時には下腿に収まった膝関節が軸になり、上体をしっかり支えられるようになり、片足立ちも可能になりました。
完成した膝 |
1/100 ARII リガード バランスチェック |
関節部分の形状変更と軸の引き出しで膝屈伸も問題なし |
膝関節の強化、股関節・足首関節の追加で、片足立ちも可能。 |
【その他の部品】
欠品していた各種砲身はプラパイプで新造。
ハッチのグリップはキットのものでは薄いのでプラ板を貼って厚みを増します。
欠品していた推進機は、100均のお湯で柔らかくなるプラ粘土で型取りし、ポリパテを流し込んで複製しました。
サフを吹いて傷をチェック。少々のスジ彫りとモールドを追加します。
1/100スケールとは云うものの、設定でゼントラーディー人の身長が8~9mくらいのようなので、我々と比較した場合1/20スケールくらいになるのかな?その点を考慮して全体がうるさくならない程度に留めておきます。
1/100 ARII リガード塗装前チェック |
1/100 ARII リガード側面 |
1/100 ARII リガード背面 |
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